暴れる、盗む、キレる、シニアに多い認知症!?ピック病をチェック!(1)

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今や社会の迷惑者となった切れるシニア。キレる原因は一体?
善良な人間が豹変、突然犯罪者となってしまう病気 ピック病についてお話しします。

 

キレるシニアが増えている

今や鉄道員への暴力は、50代以上が43%にも上ります。病院などでの暴力も増加し、東京慈恵会医科大学附属病院には「院内交番」まで設置されました。

最近では、東海ラジオの番組「宮地佑紀生の聞いてみや~ち」の生放送中に宮地佑紀生(由紀男)容疑者がタレントの神野三枝さん(50)を殴ってけがを負わせた事件がありした。

宮地容疑者の年齢は67歳。分別盛りの年齢のシニアが何故、次々にキレるのでしょうか?

キレる原因は、独居など生活環境の変化、周囲の理解不足などがあげられますが、不可抗力である病気の可能性も視野に置くべきと思いこの記事を書きました。

 

ピック病とは?

突然キレる。暴力をふるう。痴漢や万引きをする。高速道路を逆走する。もしそんな人が身近にいたら、その人は「ピック病」の可能性があります。
ピック病?耳慣れない言葉だと思います。世間ではまだ認知度が低い病気です。

ピック病になると、人間らしさが失われ、善悪の判断も不可能になり、暴力や犯罪行為に罪悪感を持てなくなります。
その結果、次第に社会生活が不可能になり、最悪の場合、犯罪を起こします。

 

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前頭葉と側頭葉が委縮

ピック病は、大脳の前頭葉と側頭葉が特異的に委縮する「前頭側頭型認知症」です。
しかしアルツハイマー型認知症のように知られていないため、社会に理解されず、失職や家庭崩壊につながるケースが多くあります。

 

シニアに多いピック病

最大の問題は、40代~60代の働き盛りの世代に多く発症することです。
平均発症年齢は49歳。シニアが最も危険な世代です。
しかも、明確な診断基準がなく、誤診されてしまうことが多くあります。

他の認知症では「もの忘れ」が大きな特徴ですが、ピック病の場合はあまり目立ちません。一見、異常が無いため認知症の判断を遅らせる要因になります。

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研究が進まないピック病

認知症は、
アルツハイマー型認知症70%
レビー小体型認知症10%
脳動脈硬化性認知症(まだら痴呆)10%

この3つで90%を占めています。

ピック病は、残り10%の様々な認知症に含まれています。数として少ないため研究が進まず、原因も治療法もわからない難病です。
では、ピック病の特徴を見てみましょう。

 

人格障害・人格が豹変!

最も大きな特徴は人格障害です。
おとなしかった人が大声で騒ぐようになったり、社交的な人がひきこもりになったり、周囲から見ると「人が変わった」と見られることが少なくありません。

 

平然と反社会的行動!

人への気遣いや、善悪の判断などは脳の前頭葉が支配しています。ピック病はそれが萎縮することで人間性が失われて、人格そのものが変わってしまいます。

暴言、暴力、万引き、痴漢、高速道路逆走などの反社会的行動を一片の悪気もなく行い、注意しても、あっけらかんとしていて、逆ギレすることさえあります。

他の人からどう思われるか全く気にしなくなり、さらに自分が病気であることの認識がないため、歯止めが利かず本能のままに行動し始めるのです。

 

行動障害(常同行動)

ピック病には、特定の行動や発言を何度も繰り返す「常同行動」が見られます。

同じコースを歩きまわる「常同的周遊」
時刻表のように決まった時間に行動をする「時刻表的生活」
話の流れや質問に関係なく同じ言葉を繰り返す「滞続言語」が多くなります。

その他、次のような症状がでます。

  • 言葉の意味や物の名前がわからなくなる。
  • 質問に対して「適当に」に返答したり、無視したりする。
  • 人の言葉をオウム返ししたり、書いてある文字を読み上げたりする。
  • 常同行動以外には何もしなくなる。
  • ひとつの行為を持続して続けることができない。
  • 何の断りもなく突然部屋を出て行ってしまう。
  • 入浴しなくなり、身だしなみに無頓着になる。
  • 手にとるものすべてを口に運ぼうとする。

このように様々な症状がピック病では発症します。
人格が豹変し、平然と犯罪行為に走るピック病。
シニアに多く発症するこの病気の早期発見のためのテストを次回はご紹介します。

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