喫茶店員①アルバイト・パートの仕事収入体験談

 

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仕事人ファイル3 スナック係 佐藤さん(仮名) 57歳

喫茶店の厨房歴5年。リアルな実体験を語ってもらいました。

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どんな仕事ですか?

佐藤:喫茶店の仕事には、ホールとスナックがあって、ホールは接客のウェイトレス、スナックは厨房で料理を作る仕事。私はスナックの係です。

 

どんな料理ですか?

佐藤:サンドイッチやコーヒー、ジュース類、夏はカキ氷もたくさん出るわ。サンドイッチだけでも、カツサンド、えびカツサンド、卵サンドと8種類、ドリンクメニューは全部で20種類以上。最初レシピを覚えるのは大変よ。でも一度覚えれば、メニューはあまり変わらないから楽ね。

 

佐藤:うちはチェーン系の喫茶店で、専門工場から調理済みの冷凍品が来るから、揚げたり、焼いたり、挟んだりするだけ。コーヒーもリキッド(液体)がボトルで来るから、いちいち淹れないで温めるだけ。でも、毎朝玉ペーだけは仕込まなきゃなんない。ゆで玉子のペーストよ。いろんなものに使うからゆで卵50個分作るのよ。スナックは基本一人だから、忙しい時は目が回るほど、トイレも行けないくらい。

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給料や待遇は?

佐藤:昼は時給1000円、夜は1200円。1日平均8時間、月に22日働いて、176,000円くらいね。通勤費は実費。他の手当ては無し。店長以外はみんなバイトだからね。仕事は30人くらいの24時間シフトで回していて、出勤は自由に決められる。

 

この仕事を始めたきっかけは?

佐藤:前は、普通の会社の正社員だったのよ。でも突然、契約になれって言われて、給料も大幅ダウン。私のほかにも3人いたけど、みんな退社したわ。ていのいいリストラよね。そのあと、なかなか再就職できなくて。アルバイトでこの仕事を始めたんだけど、いつの間にか5年もたっちゃった。今では店の主ね。

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どんな客が来ますか?

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佐藤:歓楽街の外れにあるから、組関係の人、お水のオネエさん。中国や韓国の外人さん。あとは商店主さんとかね。地元の常連さんは、気さくに話が出来るフレンドリーな人が多いけど、チンピラ風の柄の悪い人もたまに来るわね。

 

危ない事はありませんか?

佐藤:時々喧嘩があるわね。

このあいだも、夜中に若い男2人が入ってきて、いきがって大声で話し始めたのよ。

あんまりうるさいんで、ついに常連のオネエさん、いわゆる元男性のオネエが、「あんたら、うるさいわよ」って言ったのよ。

そしたら、一人が逆上して「うるせえババア!」って怒鳴って、オネエさんの所にきたのよ。

それでね、もう一人が止めようとしたのを振り切って、オネエさんをぐいっと押したのよ。

オネエさんは椅子から転がり落ちちゃって、あ、ヤバいって思ったわ。

 

佐藤:でも、さすがねえ。オネエさん、何もなかったみたいに、立ち上がって。黙って睨み返したの。これで勝負あったって感じ、完全にオネエの貫禄勝ちよ。

男はそれ以上何も言えなくなって、面白くなさそうな顔して席に戻ったのよ。

 

佐藤:すると、今度は急に仲間割れが始まったのよ。もう一人に止められたのが気に食わなかったんじゃない。もう店の中で取っ組み合いの殴り合いよ。

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佐藤:それでリーダーがあわてて本部に電話したんだけど、これが繋がらないのよ。夜中は女のバイトが3人しかいないし、止めるのも怖いし、どうしようかって思っていたら。

オネエがまた一喝「あんたらいい加減にしないと人を呼ぶよ」って。

さすがに彼らもヤバイと思ったらしくて、「うるせえ」って悪態つきながら、私に「いくらですか?」って聞くのよ。

 

佐藤:私も喧嘩を見ていて、注文の料理も飲み物も出してないから「まだ品物をお出ししていませんから」っていうと、「いいから、払うから」って言って3,000円押し付けて、おつりも受け取らず慌てて、少しいきがりながら、出て行ったのよ。でも、お金を出す手がブルブルと震えていたのを私は知っているわ。

佐藤:そんなこともあるけど、若いバイトの子でも、ベテランになると大概のことには動じないわね。ヤクザさんに怒鳴られるくらいは、みんな平然としているわ。まあ、騒ぐのはチンピラで、ヤクザでも偉そうな人は、礼儀正しいからね。

 

現場の人間関係は?

ここはちょっと特殊かもしれないわね。社員よりバイトのほうが強いのよ。こないだも、店長が追い出されちゃったんだから。

 

バイトが店長を追い出す!?

次回、喫茶店の驚きのパワーバランスに迫ります。

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