タロットの大アルカナカードの4枚目が、この「女帝」=クイーンだ。
豊かな自然の中に、ゆったりとしたローブをまとった妊婦さんが椅子に座っている。
見るからに満ち足りた様子だ。
母性は、見返りを求めない無限の愛情である。
だから、男は基本的にマザコンなのだ。
このカードの意味は、見たまんまで分かりやすい。
正位置で出ると、愛情、繁栄、安定、母性、豊かな実りなどを表す。
物事が順調に進み、収穫の時期が近づいているとか、
母性を発揮することで、上手くいくとかの意味がある。
結婚や妊娠を暗示する場合もある。
逆さまに出ると、不安定や、失敗、まだ収穫の時期は早いとか、
浪費、愛情の押し売りなどを表す。
タロットカードには、ほかにもクイーンのカードがある。
「ワンド(棒)」「カップ」「ソード(剣)」「ペンタクル(金貨)」の4枚だ。
「ワンドのクイーン」は、おおらかさや自信を表し、「カップのクイーン」は、愛情や豊かな感性を表す。
「ソードのクイーン」は、判断力や強い意志。「ペンタクルのクイーン」は、管理や安定を表す。
逆位置は、それらが足りない、あるいは裏目に出るとなる。
人物的には、相談者が女性なら本人だったり、母親や年上の女性の存在を暗示することもある。
大アルカナの「女帝」ほどではないが、みんな強い意味を持つカードだ。
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