強盗に銃を突きつけられても怖くない!無敵?それとも最弱?

先日、TVでアメリカで強盗に銃を突きつけられながら、全く動じない店員の動画が話題になりましたが、なぜ怖くないのか考えてみました。

 

店員は、これまで人生で一度も恐怖を感じた事がないと言っていますが、もし本当に何も感じない場合は脳が壊れている可能性があります。

脳の側頭葉の奥に「扁桃体」というアーモンド形の神経細胞があります。

恐怖を克服するのは、強い精神力と言われてきましたが、実は「恐怖」という感情は、単純に脳の「扁桃体」が支配してしていることが分かりました。

例えば、ヘビを恐れる、高い所を怖がる、ヤバそうな人がいたら避ける、これは偏桃体からの指令なのです。

これは、数十億年かけて進化しながら培われてきた、生まれながらに持っている本能的な恐怖です。

檻の中で育てられ、蛇を見た事が無いサルも蛇に恐怖反応を示すと言いいます。

 

ところが扁桃体が機能しなくなると、人間は恐怖を感じることができなってしまう事が、アイオワ大学の研究により実証されました。

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アイオワ大学の心理学者が、遺伝病により扁桃体が機能しないSさん(女性)に、ヘビやクモを見せたり、ホラー映画やお化け屋敷を体験させたところ、全く「恐怖」を感じる様子がありませんでした。

Sさんは「幸せ」や「悲しみ」といった普通の感情は感じることから、恐怖は脳の特定の部分が受け持っているということが分かったのです。

恐怖を感じないSさんは、こんな体験もしています。

ある晩、明らかに薬物でいかれた男に近づいたところ、突然ナイフを押し付けられて「殺すぞ」と脅されました。

しかし、恐怖を感じることのできないSさんは平然と.「わたしを殺すなら、天使が黙っていないでしょう」と言ったのです。

この態度に、男の方が戸惑い、Sさんを放しそそくさと立ち去りました。

これは、肝が据わっていると言うより、扁桃体が機能しないため、危険に進んで身をさらしてしまった状態です。

「恐怖を感じない人間」というと「無敵!」のイメージがありますが、危機を避ける能力が低く、生存能力が低いとも言えます。

恐怖は、人間にとって最も重要なアラームの一つで、恐怖を感じるからこそ人類はここまで生存してこれたともいえます。

本当に強いのは恐怖でギャーギャー叫びながら、しっかりと危険を回避できる人なのかもしれません。

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