朝からまともに動けない、昼も寝たきり、でも夜は眠れない。意欲がわかず、ふさぎ込み、不安で落ち込む「慢性疲労症候群」「無気力症候群」「新型ウツ」の対策を考えます。
症状
集中力が低下し、物忘れも多い。
決断力が鈍くなり、小さなことでイライラする。
病院では異常なしと言われ、見た目は健康。
調子のよい時は、遊びに出かけることもできる。
それで、なまけ病、さぼり病ともいわれる。
そんな症状が共通する「慢性疲労症候群」「無気力症候群」「新型ウツ」は、自律神経のバランスが崩れることで起こります。
その原因としては「ストレス」と「首こり」の2つがあります。
ストレスが原因
仕事に追われ、人間関係に疲れ、長時間パソコンやスマホを使用する現代の生活、不規則な生活や長時間の残業、人間関係などのストレスにより、自律神経のリズムが狂ってしまうことがあります。
ストレスのない生活を送ることで、自律神経のリズムを整える必要があります。
ストレス対策
効果的なのは「風呂」と「睡眠」です。副交感神経を優位にするやり方をご説明します。
風呂
風呂は、食後1時間以上経って、寝る1時間前くらいに入る事をおススメします。
温度は気持ちいいと感じる適温38~41度。
熱すぎると逆に興奮状態になってしまいます。
シャワーだけでも興奮状態を作るので、必ずゆったりと湯船につかりましょう。
飲み物を用意したり、音楽やアロマなど流せは、リラックスして長い時間入れます。
睡眠
寝る30分前には、テレビ・パソコンは消しましょう。
音楽やアロマでリラックスするのも効果的です。
お風呂上がりの後1時間以内は、スムーズに眠りに入れます。
早寝早起きの規則正しいリズムが自律神経を整えます。
首こりが原因
首を通る神経が、首こりによりダメージを受けて自律神経が不調になることがあります。
これが実は、今大変多くなっています。
その最大の原因は、「長時間のうつ向き姿勢」。
頭の重さは約5キロ、ボーリングの玉ほどの重さがあります。
うつむき姿勢が45度になると、首にかかる重さは20kgにもなります。
これだけの重さが首にかかり続けると、筋肉が固まり伸縮しなくなります。
その結果、首に通っている自律神経が異常を起こします。
すると、「頭痛」や「肩こり」「めまい」「不眠」「イライラ」なども引き起こします。
首こり対策
対策は首がこる前に筋肉を伸ばしてやることです。
東京脳神経センターの松井博士考案、30秒でやれる首の筋肉を伸ばすリラクゼーションをご紹介します。
① 背もたれのあるイスで両手を首の後ろに組んで頭をゆっくり後ろに倒す
② 頭の重さを手にあずけ、首の力を抜き、30秒天井を見つめる
出来れば30分に一回、行ってください。
「慢性疲労症候群」「無気力症候群」「新型ウツ」の対策は自律神経対策からです。
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