トランプ氏のメディア露出度を広告費に換算してみたら、何とビックリ!5000億円以上でした。
広告換算とは?
広報活動には広告換算という指標があります。
よく広告効果◯億円とか言われるやつです。
簡単に言うと、TV番組などにタダで露出した時、仮に広告費だと幾らになるか?
それを測定する手法です。
ポケモンGOの広告換算
わかりやすい例として、最近話題になった「ポケモンGO」で見てみましょう。
専門機関の調査では、
7月21日から8月1日までの11日間に、テレビ放送されたのは267番組。
露出時間は31時間43分9秒でした。
これを広告換算すると、
約234億1194万円!
たった11日間のテレビ放送、
しかも日本国内だけで、
ポケモンGOの広告効果は
234億円!
こんなにあるのです。
トランプ氏の広告換算
では、トランプ氏の場合は?
アメリカの調査機関によると、
昨年10月から今年4月まで
トランプ氏6ヶ月の広告換算は
2000億円!
これはポケモンGOの8.5倍以上!
半年間にポケモンGOが8.5回発売されたのと同じ事です。
さらに、5月から11月の投票までの半年分として、単純に2倍しても、4000億円。
トランプ氏1年間の広告効果は
4000億円!
これに加えTV公開討論があります。
1時間半の放送が3回。
この広告換算はどうなるのか?
スーパーボウルの広告換算
比較例として、アメリカ最大のスポーツイベント、スーパーボウルで見てみましょう。
第48回スーパーボウルは、
視聴者数1億1150万人。
この時の30秒CM枠は約4億円!
スーパーボウルの広告収入は
1試合300億円でした。
第50回「スーパーボウル」では、
30秒CM枠は約5.8億円!
約1.45倍アップしました。
1試合の広告収入は、単純計算でも
300億円×1.45倍=435億円
スーパーボウルの広告収入は
1試合435億円!
現在ではこのようになります。
公開討論会の広告換算
さて、公開討論会はどうでしょう?
2回目の公開討論会の視聴者数は8400万人でした。
スーパーボウルの視聴者数1億1150万人に対して、約75%です。
スーパーボウルの広告収入495億円の75%として、
495億円×0.75=371億円
公開討論会の広告効果は、
1回371億円!
公開討論会は3回あるので、
371億円×3回=1,113億円
公開討論会の広告効果は
3回で1,113億円!
合計すると、
年間の広告換算4,000億円+
公開討論会1,113億円。
=合計5,113億円‼︎
使った選挙費用が100億円としても、
トランプ氏の広告効果は
5,000億円以上!
という事になります。
これはアメリカ国内だけの金額です。
世界中のメディアを加えるとそれ以上でしょう。
それを彼は無料でやっているのです。
トランプ氏は負けても得する
広告効果は、ヒラリー氏だって同じだろう。
その通りです。
しかし、ヒラリー氏はプロの政治家。
知名度は政治にこそ活かされ、ビジネスには役に立ちません。
対するトランプはプロの実業家。
知名度を、即ビジネスに活かせます。
知名度がビジネスの世界でどれくらい有利に働くか、想像するまでもありません。
大統領候補のビジネスマン。
世界的知名度のあるビジネスマン。
熱狂的な支持者を持つ実業家。
攻撃的で弁が立ち何とでも言える男。
ごね出したら手がつけられない悪童。
こんな人間を、誰がビジネスで敵に回したいと思うでしょうか?
逆に、ビジネスを一緒にやるにはこんな頼もしい奴はいない。
そう思う人間のほうが多いでしょう。
モラルや発言が問われるのも、政治の世界だけの事。
ビジネスの世界では、問題にはなりません。
むしろ率直さや強引さが、プラスになることもあります。
知名度さえあれば、ネガティブなイメージを変えていくことも難しくはありません。
人間の心理は不思議なもので、ワルが少し良いことをしただけで、優等生より応援したくなるものです。
この手法をネガティブアプローチと言います。
悪いイメージで強烈なインパクトを残し、リバウンドで逆転効果を狙う方法です。
この手法にも、トランプ氏は長けています。
タダで5,000億円の広告効果を得て、世界一著名なビジネスマンとなったトランプ氏は、これから巨万の富を得る可能性があります。
これで諦める人間ではなさそうです。
大統領戦の後も目が離せません。
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