受験の追い込みシーズンにうつやノイローゼになる受験生は少なくありません。体調管理は本人だけでなく、親も心配ですね。そこで、追い込みを乗り切る「30秒リラクゼーション」をお教えします。簡単なのでぜひ試した見てください。
追い込みの時期になると、寝食を忘れて机に向かう受験生。頭痛や疲労が多くなります。なかでも一番心配なのが、「受験うつ」など「受験ノイローゼ」に陥ること。
「受験うつ」とは、受験期に発症するうつ病で、特に最近では未成年に発症するケースが増加しています。
未成年の気分障害患者数は、およそ15万人と急増。
新宿メンタルクリニックでは、一年の総来院数、学生ともに7倍増となっているそうです。
実際に、うつで受験をあきらめざるを得なかった学生も毎年多く出ます。
その最大の原因は、「毎日続く長時間のうつ向き姿勢」。
実はこれが首に大きな負担をかけます。
頭の重さは約5キロ、大きなスイカかボーリングの玉ほどの重さがあります。
その重さを支えるために、首の骨はクッションのような自然なカーブを描いています。
【正常な首の骨】
ところが、長時間うつ向き姿勢が続くと、首の筋肉が疲労してしまいます。
試しに首の筋肉を触ってみてください。骨の様に硬くなっていませんか。筋肉は元々力を入れなければ柔軟なものなのです。硬いということは常に働き続けているからなのです。
さらに首を曲げる角度によって頭の重さは変わります。うつむき姿勢が45度になると、首にかかる重さは20kgにもなります。
これだけの重さが首にかかり続けると、筋肉が固まり伸縮しなくなります。
その結果、首の骨のカーブが失われて「ストレートネック」になってしまします。
【ストレートネック】
ストレートネックは、首の筋肉が凝り固まった「首こり」の状態です。
首には沢山の神経が通っていますが、中でも重要なのが自律神経です。
「首こり」になると、この自律神経が異常を起こします。
すると、「頭痛」や「肩こり」「めまい」「不眠」「イライラ」などを引き起こします。
さらに、悪化すると「うつ」にもなります。受験ノイローゼの原因はこれなのです。スマホ症候群や新型うつと同じメカニズムです。
机に向かって頑張れば頑張るほど危険が増すのです。
そこで、対策は首がこる前に筋肉を伸ばしてやることです。
【30秒受験ストレッチ】
東京脳神経センターの松井博士考案、30秒でやれる首の筋肉を伸ばすリラクゼーションです。
① 両手を首の後ろに組んで頭をゆっくり後ろに倒す
② 頭の重さを手にあずけ、首の力を抜き、30秒天井を見つめる
これだけで、首のしこりが取れ、スッキリ、集中力もアップしますよ。
出来れば30分に一回、ひっくり返らない様に、背もたれのあるイスで行ってください。
スマホや、ノートパソコン使用の多い人、猫背気味の人、育児や家事で前かがみの姿勢の多い人にも絶対おススメです。
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