正直、最中は嫌いでした。これを食べるまでは。初めてうまいと思った最中、館最中(だてもなか)をご紹介します。
湖月庵の館最中
和菓子、特にあんこは好きです。でも最中だけは好きになれませんでした。理由は餡を水飴で伸ばしていることです。最中は、皮が湿らないように水分を少なめに、砂糖を多めに使うらしいです。
そのせいか、餡の旨味より甘さが強くコクが感じられません。何となく年寄りくさいイメージもあり、避けていました。
ところがこの湖月庵の館最中、餡がうまいのです。やはり水飴を使ってはいますが、適度に小豆の粒が混じって、甘さは控えめ、しっかりと小豆のうまさが出ています。中には餅が入っていて、これが味に変化をつけて、飽きさせません。
作っている湖月庵は、茨城県の筑西市にある老舗の和菓子店。材料にこだわりすべて手作りだそう。第19回全国菓子博覧会名誉大賞も受賞しています。
ただ、残念なことに茨城にしか売っていません。奥さんが茨城出身なので、実家に帰るたびに水戸のイオンで買ってきてもらいます。東京でも売らないもんだろうかと思っています。
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