首こりになると頭痛やめまい、慢性疲労や不眠、うつ状態まで発症します。そこで、たった30秒でできる超簡単なリラクゼーションをご紹介します。
首こり病を発見した東京脳神経センターの松井孝嘉博士によると、首こりの最大の原因は、「毎日続く長時間のうつ向き姿勢」です。
実は頭の重さは約5キロもあります。5キロと言えば、大きなスイカかボーリングの玉ほどの重さ。
人間の頭がこんなに重いなんて意外ですね。
その重さを支えるために、首の骨はどうなっているかと言うと、細かい骨がいくつも連なってカーブしているのです。
このカーブが重量を吸収するクッションの役割を果たしているのです。
【正常な首の骨のレントゲン】
ところが、うつ向き姿勢になると、頭はぐっと重くなります。
うつむき角度がが45度になると、何と重さは20kgにも!
こんな重量が長時間、首にかかれば、当然首の筋肉は疲労困憊してしまいます。
その結果、首の筋肉は骨の様に硬くなってしまします。これが首こり病。
筋肉が固まり伸縮しなくなると、首の骨がカーブを保てなくなり、真直ぐになってしまいます。それが「ストレートネック」です。
【ストレートネックのレントゲン】
こんなに真っ直ぐになってしまっても、外から見ても分かりません。
しかし、ここまでくると、首を通る神経、中でも重要な自律神経が壊れてしまいます。
すると「頭痛」や「肩こり」「めまい」「不眠」「イライラ」などが酷くなるのです。
さらに、悪化すると「うつ」にもなる事もあります。
そんな時に、頑張れば頑張るほど危険が増すのです。
そこで、首がこる前に筋肉を伸ばしてやる簡単ストレッチをご紹介します。
【松井博士考案・30秒首こりリラクゼーション】
東京脳神経センターの松井博士が考案した、たった30秒でやれる首の筋肉を伸ばすリラクゼーションです。
①背もたれのあるイスに座って、両手を首の後ろに組む。
②頭の重さを両手で支えながら、ゆっくりと頭を後ろに倒す。
③首の力を完全に抜き、30秒間じっと天井を見つめる
これだけで、首の重たいしこりが取れ、スッキリします。
出来れば30分に一回、行ってください。
最近首がこっていると感じたら、ぜひおススメです。
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