カッと頭に血が上り、激しく怒ったり人と言い争うと、後でお腹がギューっと痛くなる事はありませんか?これは自律神経の仕業なのです。
怒ると腹が痛くなるのはストレスのせいと考えられていますが、なぜストレスで痛くなるのでしょう?
実は怒りというのは、自律神経を狂わせるのです。
自律神経には、交感神経と服交感神経の2つがあります。
交感神経は、体を興奮させ、食欲や眠気を飛ばして戦いや仕事に集中する集中させます。
つまり戦闘モードの神経。
副交感神経は、胃腸や血液をスムーズに動かし、消化や睡眠などを助けます。
つまり安息モードの神経。
人間はこの2つの神経がバランスよく働くことで健康で快適な生活が送れるのです。
ところが、怒り心頭に達すると、どうなるか?
交感神経が前面に出てきて、副交感神経はお休みし、全身が戦闘モードに入ります。
全身の血液も、頭と筋肉に集中!顔を真っ赤にして怒るという状態です。
こうなると緊急事態です、神経は内臓にかまってなんかいられません。
当然、胃腸は動きをストップ!!
これが腹痛の原因です。
過敏性胃腸障害という状態で、検査しても何も異常は発見できません。
怒りは、自律神経のバランスを乱し、さまざまな体調不良をもたらします。
体内で活性酸素が増加し老化を進行させ、がんになりやすいという説もあります。
怒ることは、自分自身を傷つける事にもなるのですね。
人間関係も悪くなりますし。
ムカッときても、感情にまかせて怒らず、グッと踏み止まりましょう。
怒る前に、一瞬我慢して深呼吸するのも良い方法です。
怒りを遠ざける食べ物も良いでしょう。
例えば、イチゴやオレンジなどに含まれるビタミンCや、ナッツ類、アーモンドなどに多い・ビタミンEはイライラを抑えてくれます。
牛乳、乳製品に含まれているカルシウムも効果的です。
怒って後で後悔する前に、一瞬の我慢を心がけましょう。
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