体温は、常に36.5℃くらいを保つのが理想的です。そのための5つの対策 (運動・食事・入浴・睡眠・マッサージ)を解説します。
運動
簡単にできる運動
エスカレーターは使わず階段を使う。
散歩の時間を5分伸ばす。などの工夫で足腰を鍛えましょう。
まず、軽い運動などで、身体を温める事です
筋肉を動かせば熱が生まれ体を温めます。
全身ストレッチ
1. 仰向けになる。
2. 次に両手両足をまっすぐ伸ばす。
3. 手の指先から足のつま先までギュッと伸ばす。
4. そのまま10秒キープ。
5. ふっと力を抜く。
これを毎朝起きた時と寝る前に3~5回やってください。
足の運動
1. イスに座る。
2. 座ったら片足を上げる。
3. 膝をまっすぐに伸ばす。
4. そのまま10秒キープ。
5. ゆっくり足を戻して膝を曲る。
6. また10秒キープ。
これを片足ずつ5~10回行います。
下半身は全身の筋肉の約80%を占め、特に第2の心臓といわれるふくらはぎは大切です。
どれも、筋肉が付くほどではない軽い運動です。
毎日続けましょう。
食事
食べ物次第で、身体は温まったり、冷えたりします。
生野菜はヘルシーですが、実は身体を冷やします。温かく調理して食べましょう。
甘い物も体を冷やします。
冷たい飲み物は、なるべく避け、コーヒーより紅茶や中国茶を飲むのがおすすめです。
タンパク質は、熱を一番発する栄養素。大豆製品や肉などもしっかりとってください。
たまねぎ、しょうがなども体を温めるのに有効です。
黒砂糖、玄米などもビタミンやミネラルが豊富です。
入浴
入浴はしっかり温まりましょう!
シャワーだけは、絶対ダメ。
38~40℃のお湯にゆっくりつかり、身体を芯から温めてください。
入浴剤の代わりに、お風呂にお酒やお酢を入れると、皮膚の活動を活発にして、
新陳代謝を促します。
コップ2~3杯、550ml程度が目安です。
お風呂にペットボトルや本を持ち込んでゆっくりと楽しむことが大事です。
ヒートショック
寒い脱衣所で服を急いで脱いで、慌てて湯船に入ったことありませんか?
冬の浴槽での事故は、夏に比べておよそ11倍にも跳ね上がります。
温かい居間などと、寒い脱衣所や浴室との温度差が10℃以上になる時に、急激な温度変化が引き金となって、血圧が大きく変動してしまうのです。
これは、「ヒートショック」と呼ばれる現象です。
ヒートショックによる事故を防ぐには、
脱衣所に暖房器を置くなどして、温度の差をできるだけ小さくしておくことです。
さらに、シャワーを使った湯はりで、浴室全体を温めておくのも良いでしょう。
そして、ぬるめのお湯で半身浴をするなど、急激な温度変化を避けて、身体をじっくり芯から温めることです。
睡眠
規則正しく質の良い睡眠をとりましょう。
ポイントは、身体をよく温めてからベッドへ入る事。
お風呂や体操で十分に温めましょう。
心臓から一番遠く、冷えやすいのが足。
足が冷えると冷えた血液がお腹を冷やします。
そんな時は、レッグウォーマーで温めましょう。
最近では腹巻き女子も急増中です。
お腹は、生命に直結する、特に女性にとっては大切なところ。
おへその1~2センチ下の丹田という大切なツボを腹巻(ウェストウォーマー)などで温めると、内臓の働きがぐっと良くなります。
着たまま寝るのもおすすめです。
ただし、体を締め付けないものを選びましょう。
窮屈なインナーは、リンパ節を圧迫したり、
皮膚の感覚を鈍らせます。少しゆったりめのものを着ましょう。
ツボマッサージ
西洋医学では冷えは病気と認められていません。
一方、東洋医学では、「冷えは万病の元」と言われ、古くから冷えに対する改善策が重視されてきました。
「頭寒足熱」という言葉も東洋医学からでた言葉です。
指圧や鍼、漢方など、誰でも一度くらいはお世話になったことがあると思います。
身体を温めるツボが、足にはたくさんあります。
三陰交マッサージ
内くるぶしから親指3本分上、骨のすぐ後ろで、痛いところが三陰交というツボツボです。
三陰交は、別名「女の三里」といい、冷えをはじめ、女性の悩みを改善するツボです。
ゆっくり優しく押してください。
ツボ押しのこつは、ゆったり、息を吐きながら徐々に押すことです。
強く押しすぎず、「痛気持ち良い」程度に約1分押しましょう
ツボマッサージはやりすぎるともみ返しなどがあります。
1日、2回程度にしましょう。
体温を上げるには「軽い運動」「温まる食事」「しっかり入浴」「質の良い睡眠」「温めウォーマー」の5点がポイントです!
全部は無理でも1つでも、2つでも、今日から始めましょう。
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