安くてうまい鍋の代表格の「餃子鍋」でも欠点は餃子の皮が破れやすいことです。皮が破れて具が鍋に散乱!これは一気にモチベーションが下がりますね。そこで、絶対皮が破れない冷凍餃子をご紹介します。
普通の冷凍餃子は、皮が薄めに作られています。これは、焼き餃子を想定しているからで、皮が薄いとパリッと焼きあがって一段と美味しくなります。
しかし焼き餃子を好んで食べるのは日本人だけだと知っていましたか?
中国では蒸し餃子と水餃子が主流です。仕事で30回以上中国や台湾へ行きましたが、焼き餃子にはお目にかかったことがありません。
一度、台湾の行きつけの店で「焼き餃子は無い?」と聞いた事がありますが、困った顔で「焼き餃子は、お客さんに出せなくなった悪い餃子を焼いて、物乞いの人に与えるもの、普通の人は食べないし、メニューにも無い」と教えられました。
水餃子や蒸し餃子は、皮が厚いほうがもちもちして美味しいので、中国の餃子は皮が厚めです。
話が脱線しましたが、日本人は焼き餃子が主流なので、皮の厚い餃子はなかなか手に入りません。でも餃子鍋には、絶対皮の厚い餃子が必要です。
そこで、いろいろ探したら、ありました!皮の厚い奴が!!
「大阪王将ぷるもち水餃子」!!!これおススメです。
水餃子専門のギョウザなのでとにかく皮が厚い。冷凍のまま鍋に放り込むだけで5分でできる優れものです。
鍋で煮て柔らかくなったのを、はしで強くつかんでも全く破れません。しかもモチモチとした食感が最高にうまいのです。では、レシピです。
ぷるもち餃子鍋のレシピ
【材料】
白菜・ニラ・ねぎなど好みの野菜
大阪王将ぷるもち水餃子
お湯:600mlくらい
創味シャンタン大さじ1くらい
*創味が無ければ鶏がらスープや昆布だしでも美味いです
【作り方】
① 野菜を切る
② 鍋でお湯を沸かし創味シャンタンを溶く
③ 冷凍のままの餃子と野菜を入れ、フタをして5分で出来上がり。
ゆずポンにつけて食べると最高です。皮の薄い餃子では味わえない“ぷるぷるもちもち感”がたまりません。
ところで、先ほどの続きですが、面白い話を思い出したので書いてみます。
中国と日本では食文化がかなり違います。まず、中国人は生モノを食べません。
東映の人に聞いた話ですが、いまから30年くらい前に中国の映画隊が撮影所に来た時、歓迎の意味を込めて当時はぜいたく品だった「とんかつ」をサービスしたそうです。すると中国人たちが怒り狂ってテーブルをひっくり返す大騒ぎになってしまいました。
中国人たちは「我々は牛や馬ではない」と怒っていたそうです。
いったい何が彼らを怒らせたのか?
怒りの原因は、とんかつに添えられたキャベツでした。中国では生の野菜を食べるのは家畜だけなのです。生のキャベツを出すなんて考えられない侮辱だったのです。善意があだになる事もある、食べ物の恨みは怖いですね。
さだまさしさんの「長江」という映画の関係で、やはり30年くらい前に中国に行った頃は、弁当というものがありませんでした。中国人は冷えたモノを食べないからです。食堂のない奥地に行くときは必ず料理人(ケータリング)同行で、その辺の家の台所を借りて、毎回しっかり出来立ての料理が出てきました。
台湾で初めて弁当を食べた時は、透明なビニール袋に入った五目焼きそばが出てきて度肝を抜かれました。弁当箱という道具がないのです。ビニールに入ったどろどろの生暖かい焼きそば、別のものに見えてしまいます。でも食べるとメチャクチャ美味かった。
もっとも今では、中国の人もサラダも寿司も食べます。サラダバーのあるステーキ店も繁盛しているようです。
「大阪王将ぷるもち水餃子」(15個入り)
スーパーベルクスの冷凍食品コーナーで買いました。値段ははっきり覚えていませんが400円台だったような気がします。ちなみに大阪王将の公式サイトでは540円(税込み)となっています。
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