性欲減退やEDと結びつけられるだけで、軽視されてきた男性ホルモン。実は、心身ともに男性の屋台骨を担っています。それが少なくなってきたら、男性はどうなるのか?
LOH症候群の症状
良いこと尽くめの男性ホルモンだけに、逆に減少するとその反動は計り知れません。
それが、LOH症候群(男性更年期障害)です。
更年期障害といえば、女性のイメージですが、実は男性にもあります。
そして男性更年期障害は、女性に引けを取らないくらい重いのです。
身体のさまざまな不調、
「筋肉痛」「心筋梗塞」「脳梗塞」のリスクなど肉体症状、
「意欲減退」「うつ症状」など精神症状、
心身両方の症状があらわれます。
しかし、病院には「婦人科」はあっても「紳士科」はありません。
LOH症候群の兆候
しかも、LOH症候群になってもなかなか気がつきません。それには理由があります。
女性の場合、更年期は閉経から5年前後という、はっきりとしたホルモンの変化の節目があるのに対して、男性にはこれといった節目がありません。
だから、見過ごされやすいのです。
しかし、年齢とともにホルモンは確実に減少していきます。男性の更年期障害はいつ現れるか分からないのです。
最近、家の中でごろごろしている
急に頑固になりイライラし始める
かと思うと一人でどんよりしている
これは男性ホルモン減少による典型的なLOH症候群の症状です。
場合によっては、専門病院で治療をすることも必要です。
筋肉痛や疲労感
筋肉や骨を増強する男性ホルモンが減少すると、筋肉痛、疲労感などの症状があらわれます。
さらに、のぼせ、多汗、頭痛、めまい、なども伴うことがあります。
イライラやうつや
男性ホルモンが減少すると、不安やイライラが多くなります。
また不眠、集中力の低下や記憶力の低下なども起こり、ネガティブな感情が湧き、うつ状態に陥ります。
EDや性欲減退
男性ホルモンの減退は、ED、性欲減退、頻尿を引き起こします。
EDに関しては、日本では現在、満足に勃起できない男性が1130万人もいます。
夜中に頻繁にトイレに立つようなら要注意です。
心筋梗塞や脳梗塞
シニアの最大の心配事「心筋梗塞」。
その原因の1つも、男性ホルモン低下です。
男性ホルモン(テストステロン)が下がると、内臓脂肪が増えます。
逆に男性ホルモンを補充すると、内臓脂肪が減って、筋肉が増えます。
つまり、男性ホルモンの低下が、高血圧や内蔵脂肪(メタボ)につながり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めるのです。
シニアともなれば、当然、体もゆるんできます。
「男性ホルモンの低下」を理解し、対策を立てる必要があります。
男性ホルモンをセルフチェック
男性ホルモンは、ピークは20代で、中高年になると徐々に減少し始めます。
ただし個人差が大きく、80代でも30代並みの人もいれば、40代でも70歳くらいの人もいます。
そこで、自分の今の状態を知りたい方にオススメが
メンズヘルスメディカル:男性ホルモンによる男の悩み解決サイトの
「セルフチェック」です。
「何かをするのが億劫になった」
「些細なことですぐイライラする」
など10項目の質問に答えるだけ、5分で自分の状態が分かります。
ちなみに自分の結果は、次の通りでした。
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いますぐ専門外来への受診をおすすめいたします。重度の男性更年期障害の結果になっています。
【診断結果】
今の身体の状態を放置するのは大変危険です。
今回の診断結果としては男性更年期障害(LOH症候群)の可能性が十分にある「重度」と診断されました。
今のあなたの状態としては普段の生活に支障が出るほど何らかの症状が出ていると思われます。これらの症状を放置するのは、大変危険です。
症状は改善できますし、治療を受けることで別の病気を引き起こす予防に繋がります。
一度きちんと専門クリニックで検査を受ける事を強くおすすめします。予約制のクリニックなら時間も効率的に使えます。ひとりで抱え込まずに、一度、専門医師に症状をご相談ください。
男性更年期障害についての診断結果はメールでもお送りしています。どうぞご参照ください。
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結構ショックです。
専門外来は、「メンズヘルスクリニック東京」などいくつかありますが、その前に自分でできることはないか調べてみました。
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