「常夜鍋」という鍋があります。北大路魯山人と向田邦子が好んだ「豚肉」「ほうれん草」「日本酒」のみのシンプル鍋。試してみる価値ありです。
毎晩喰べても飽きがこないとか、美味くて一晩中食べてしまうとか、そんな理由で「常夜鍋」と呼ばています。
「常夜鍋」は、とこやなべ、とこよなべ、じょうやなべ?どう読むのか不明。
というのも、だれがいつ始めた鍋なのかはっきりしないからです。
具は豚肉とほうれん草だけ。
後は日本酒をたっぷり入れて煮る鍋です。
大路魯山人は、これを宵夜鍋(じょうやなべ)と呼び、中国から始まったものとしていますが、どうも今一はっきりしません。
向田邦子さんも大好きで、いつも来客をこの鍋でもてなしたそうです。
池波正太郎も好んだと言われていますが、それを示す記述はありません。
ただ、池波正太郎の小説やエッセイには、「小鍋だて」がよく出てきます。
「小鍋だて」とは、小ぶりの土鍋で2つか、せいぜい3つの具材を煮るシンプルな鍋料理、と言うか食べ方です。
煮ては食べ、食べては煮つつ、酒を飲むというスタイルです。
「常夜鍋」もシンプルなので「小鍋だて」の一種と言えるかもしれません。
常夜鍋レシピ
決まったレシピはありませんが、ケンタロウ・レシピの「タレ」で食べると最高にうまいので、それをご紹介します。
<材料二人分>
豚肉(しゃぶしゃぶ用):200~300グラム
ほうれん草:2束
酒・・・1/4カップ以上好みで
※料理酒ではなく、飲めるもの。
<タレ>
大根おろし:たっぷり
醤油:大さじ2
白・黒炒りゴマ:大さじ2
ごま油:大さじ1
オイスターソース:大さじ1/2
<作り方>
① 鍋に6分目の湯を沸かす。
② 酒をいれ、塩を加える。
③ 日本酒が煮立ったら、豚肉、ほうれんそうを入れて煮る。
④ タレにつけて食べる。
本当にうまいです!
特に日本酒を飲みながら食べると最高に気持ちよく酔えます。
ワインで食べるとチャンポンになるのかどうか分かりませんが、冬の寒い夜にオススメのシンプル鍋です。
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