風水簡単テクニック
複雑怪奇に分派している風水ですが、今回は誰でもできる基本テクニックに絞ってまとめたいと思います。
目次
風水は環境学
日本の風水は、飛鳥時代に中国から輸入されて以来、家相や陰陽道が加わり独自に発展したものです。オカルト的なイメージもあり、追求するときりがありませんが、突き詰めればその神髄は、心理学と環境学です。
人間が心の中に抱く良いイメージ、悪いイメージには必ず理由があります。はっきりとした自覚がなくとも、深層心理の中にあります。
人間が快適に過ごせる環境や心理状態とは何か?風水はそれを追求した経験学です。この観点から見ていけば、風水が理にかなったものとして理解しやすくなります。
最重要なのは玄関
風水で最重要視されるのは、一にも二にも玄関です。玄関は良くも悪くも全ての運気の入り口です。だから玄関対策だけでも運気はかなりアップします。まず、以下の項目をチェックしてみましょう。
❶方位の吉凶
よく玄関は方位の良し悪しが問われます。家相では、北玄関=鬼門・凶です。玄関は東西南北どちらを向いていますか?もし北向きだとして、方位が悪いからと、簡単には引っ越せませんね。
ではどうするか?
気にしない事です。
方位だけで吉凶は決まりません。そもそも風水には鬼門という概念自体ありません。鬼門とは、日本に輸入された風水が家相術とミックスされた考え方です。
マンションなどは、リビングを南に取るため、ほとんどが北玄関です。ご近所の北玄関の家が、みんな不幸になっているでしょうか?
鬼門とは、鬼がやってくる方角とされます。その起源は、昔の中国では侵略者は北からやって来たからと言われています。匈奴や女真族ですね。だから中国は北に万里の長城を築いたわけです。
今の時代には全く関係のない話です。ただし、この辺は、風水師によって考え方が違います。家相術を操る風水師は、この考えにはもちろん否定的です。
➡️方位は気にせず吉
❷散らかっているのは凶
散らかっていると、良い気の流れがそこで遮られます。靴やスリッパはキチンと揃えましょう。
必要以上にゴチャゴチャと物を置く事も良くありません。できるだけスッキリ、広めに維持しましょう。
玄関から続く廊下に物を置くのも、同じ理由でダメです。普通に考えても、動線に物があるとつまずいてケガをしたり、歩きにくいですね。運気も同じです。
➡綺麗にスッキリ使って吉
❸薄暗いのは凶
薄暗い玄関には良い気が入ってきません。暗いところには邪気がたまりやすいのです。
➡照明を明るくして吉
できるだけ玄関を明るくしておくことが大事です。心理的にも薄暗いのは陰気になりますよね。
❹くさい・湿っぽいは凶
ゴミを置くのは厳禁です。明日がゴミの日だから今日だけ、それもできるだけ避けて下さい。
風水では、汚れた場所や壊れた物には、悪い気が溜まるとして忌避されます。壊れた傘や夏にブーツを出しっ放しなどもダメです。
カビが生えていたり、腐っていたり。汚い、臭い、ジメジメと湿った玄関にも良い気が入ってきません。
人間だって汚い玄関の家に入りたくないですよね。類は友を呼ぶの法則です。環境学的に考えても不衛生で病気を誘発する悪い環境です。
➡清潔に使って吉
❺外が真っ直ぐに見えるは凶
玄関からリビングまで真っ直ぐに廊下がつながっていて、玄関からリビングの窓を通して外が見える。この場合、せっかく入った運気が素通りして外に出てしまいます。
普通に考えても、玄関から家の中が丸見えというのは防犯的に悪いですね。やんわりと良い気の流れを受け止めるために、間にのれんやカーテンなどを吊りましょう。
➡のれんを吊って吉
❻玄関は基本的に一つ
2世帯住宅などで、玄関が2つある家がありますが、調和を乱し、家族が不仲になるケースが多くありますり。風水では裏口などを除いて玄関は基本的に一つがベストです。
心理的に考えても、玄関を別々にというのは他人の始まりです。その時点で、嫌がっている気持ちの表れです。なるべく玄関は一つにして使いましょう。
次回は、良い要素をパワーアップさせる「玄関の開運アイテム」をまとめます。
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