ポケモンGOのやり過ぎでスマホ症候群になる人が増えています。そこで、いつでも何処でも出来る、超簡単な30秒予防法をお教えします。
目次
スマホ症候群とは?
最近よく聞く「スマホ症候群」。
これはスマホの長時間使用により、頭痛、不眠、ドライアイなどを引き起こす病気です。スマホ症候群は、スマホだけでなくノートパソコンでも起こる症状です。
ポケモンGOのやり過ぎで、最近何だか疲れやすい、よく眠れない、頭痛肩こりがひどい、目が疲れる、焦点が合わない。そんな人は、知らないうちにスマホ症候群になっているかもしれません。
スマホ症候群の原因は?
スマホ症候群の原因は、小さい液晶画面のせいと言われますが、実はあまり関係ありません。
原因は、「うつむき姿勢」です。長時間のうつむき姿勢が、首の筋肉を疲労させて「首こり」を引き起こすのがが原因です。
頭の重さはどのくらい?
大人の頭の重さは成人で5~6キロあります。ボーリングの玉と同じくらい重いのです。首を曲げる角度が大きい程、さらに負荷がかかります。スマホもノートパソコンでもうつむき姿勢になりがちですね。ではどのくらい負荷がかかるかというと。角度によっては20キロもの重さになるのです。
アメリカのケネス・ハスラー医師の研究では、首の重さは30度傾けると約3倍になり、45度傾けると約4倍になります。
うつむく角度によっては、なんと20キロも負荷がかかるのです。その重さは、全て首にかかります。
その結果、首の筋肉がカチカチに固くこって「首こり」を引き起こします。これがスマホ症候群の正体です。
こうなると、本来アーチ状にカーブしている首の骨が、真っすぐに突っ張ってしまう「ストレートネック」になってしまい、ひどい時には逆に反る「逆ネック」になる時もあります。
スマホ症候群で自律神経が破壊
スマホ症候群になると、自律神経が破壊されます。
首は脳と身体をつなぐ神経が集中している細い通路で、自律神経のコントロールセンターがあります。そこががダメージを受けるのです。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがありますが、特にダメージを受けるのが、副交感神経です。
交感神経とは?
交感神経は戦闘モードの神経です。身体を緊張状態に保ち、眠気を飛ばし食欲も押さえて、戦いに集中させます。興奮しているときは、眠くならないし、お腹もすきません。交感神経が優位に働いているからです。
副交感神経とは?
一方、副交感神経は安息モードの神経です。身体を休めリラックスさせ、気持ちを安らげ、ぐっすり眠らせます。交感神経と副交感神経が、バランスよく働くことで私たちの健康は保たれます。
スマホ症候群のいろんな症状
安息神経の副交感神経が壊れると、交感神経が優位に働き、いつも戦闘モードでいることになります。車で言えばずっとアクセルを踏みっぱなしの状態が続くわけです。当然眠られず、食べられず、たちまち疲れてしまします。
さらに、副交感神経は涙・唾液・汗もコントロールしているので、壊れると目が見えづらくなり、いつも喉が乾いたり、やたら汗が出たりします。
これらの体調不良が重なり、頭痛やめまい、疲労感などの症状が出ます。これがスマホ症候群「首こり病」です。
「スマホ症候群」は頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、慢性疲労症候群などを発症させ、悪化すると「うつ症状」まで引き起こす危険な病気です。
30秒対策!首リラクゼーション
では、30秒でやれる対策法をご紹介します。首の筋肉を緩めるリラクゼーションです。
① 両手を首の後ろに組んで、できるだけ頭をゆっくりと後ろに倒す
② 頭の重さを手にあずけ、首の力を抜き、30秒天井を見つめる
これだけで、重かった首のしこりが取れ、スッキリします。ひっくり返らない様に、背もたれのあるところでやってください。
ポケモンGOの最中は、公園のベンチなど利用して、時々やることをオススメします。
猫背気味の人や、前かがみの姿勢の多い方にもおススメです。仕事や勉強の合間でも、ちょっと調子が悪いと感じたらやるようにしてください。
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